夢を食い物にする輩がわくのは食われる側にも問題があるという話

 

 

自分の芸と魂の自信のなさを

そうした夢を食い物にする者に

付け込まれている、思うよりそれは深刻だ

 

改めてそう感じた

 

夢を追う者にとっては

そりゃ未来や今の自分に確かなモノって

本当に自分を自分で信じることしかなくて

できたら藁にもすがる思いで

「あなたは大丈夫!」と言ってくれる

人や肩書き、タイトル、そうしたものが欲しい

それは自然な感情だけど

それらをひっさげたまま観客の前には立てない

観客の前で

「これだけの人に絶賛されてる芸ですよ」と言って舞台に上がるのかな

「かつてこれだけのコンクールでタイトル獲得してきた芸ですよ」と言って舞うのかな

「世界的なアーティストのバックで踊った経歴がありますよ」と。

 

実際それですごいという観客、

騙せる観客も少なくはない

 

でも、本当の自信というか

本物のパフォーマンスって

やはり芸と魂が舞台上に鎮座してる

それでしかないと私は思うのだ

 

だからこそ、逆説的だけども

パトロンがついてナンボのアーティストでも

最後まで芸と魂は売っぱらっちゃいけない

 

そして、今日に至るまで

本当に多くの「夢を食い物にする者」に出くわしてきた

付いていけばメインストリームに上がれるように仄めかす

眩い未来をちらつかされる

大物有名人の名前を羅列されあたかもそこに自分も加われるかのような夢を見せる

 

 

必ず言うのが

「俺を信じれば腹」

「私を信じれば」

私も日本一のダンスの専門学校で

完全特待で学園長より直々に将来有望とされ

お誘い受けたりしたことがあった

しかし蓋を開けてみるとそれはトンデモナイ世界

すぐに有名歌手のバックで踊らせてくれるとか

(なんせその方プリプリの方なので)

美味しい話なのだけどやはり搾り取られるんだ

 

セコイのが選ばれし者的な持っていき方で

このチャンスを逃すのはもったいない気にさせる

「いいのよ、他はいくらでもいるから」というカードをチラつかせながら手ぐすね引いている

 

 

私は結局その話はお断りをした

 

 

一芸を極めるという

この道を志していると何度か出くわす

いや、この道特有のものでもないのかもしれない

どの道を進んでも突きつけられる課題かと思う

「なぜそれをするの?」

「それになってあなたは社会にどんな価値を提示できるの?」

 

有名歌手のバックダンサーになってどうするの?

なんでそれになるの?

超一流の名門バレエ団に入ってどうするの?

それであなたに何ができるの?

何がしたいの?

 

夢を食い物にする輩が後を絶たないのは

それだけいとも容易く食われる奴が多いってこと

何がしたくてそれをしているのか?

それがブレていると簡単に食われてしまう

そんな世界、その世界を嘆いていても仕方ない

 

 

どこに行っても

魑魅魍魎みたいな人も天使みたいな人もいて

スパーンと綺麗に足元すくわれることもあるし

そのあと手を差し伸べてくれる人もいる

 

 

これは魑魅魍魎だなとわかって飛び込んだら

言語からして通じないこともあるんだと学んだ

私は自分の芸と魂を売ってまで

その名誉や地位が欲しいとは思えなかった

 

いつもいつもあと一歩のところで

手をかすめてしまうけど

それはたぶん私が選んでいることなのだと思う

本当はもっと器用に

「〇〇様ー、ハハァー。」と頭を下げたら良かった

そしたら手に入れられたことだった

 

だけどいつもどうしても

困難な道ばかりを選んでしまう

 

若い頃の自分と違って一つ学習したのは

それでも応援してくれる人はいて

そして呆れるほど不器用でも夢は叶うということ

 

 

すがりつきたい、その力

きっと耐えて自ら生み出すとこまで行けば

奪う者から与える者になれると思うんだ

 

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