安藤サクラの演技が凄まじくて怖い!100円の恋

 

 

何気なくみた100円の恋という映画が凄まじすぎました!

 

主演の安藤サクラの演技によるところが大きい

役者さんって凄いなぁ…

やっぱり表現者のむき出しの魂みたいなものを

見せつけられるとたまったもんじゃないよね(いい意味で)

心震わずにはいられない…

 

恋とか男とかセックスとかで人生変わると思ってるアラサー女には痛すぎる映画ではないかと

 

安藤サクラがやばい

30すぎて親に寄生するクズニートから、ボクサーに変わってくところは一気に引き込まれて涙が止まらなかった。ただ涙が止まらないっていうより喉の奥詰まる溜まった感情を抑えて燃やしてじわじわ出てきちゃう系の涙ね。

 

目も当てられない醜いデブから、キレキレのボクサー体型にたったの10日間で作り変えたらしい…すげぇな安藤サクラ。顔とか、目の奥の光まで役者さんって変えられるんだね。いやぁ、すごい。

 

 

すごく低予算映画だったらしいです。

でも、日本アカデミー賞とってる映画で、それに私の中でも最近見た映画の中でベストヒットだった。やっぱり作品の良さって演者の命の賭け具合なんじゃないかと思う。安藤サクラはこれ死ぬ気で演じたんだろうなって思った。演じたというよりも一子(劇中の役名)そのもの。

 

映画、舞台、ドラマ…いろんな作品を見る中で、いい作品は多いけど、これは!!!!って長く胸に刺さる作品は少ない。僅差でその瞬間に命懸けだったかなんじゃないかなって思う。

 

そういう意味で、先日見たミュージカル「ビリーエリオット」も素敵だった。なんてったって、主役の少年が素敵だった。全開だった。ずっとずっと賭けてきたんだなといった感じ。そして、舞台上でこの瞬間をめいいっぱい味わってる感じ。その姿はまさにビリーだよね。少年のそうした純粋な姿に多くの大人たちは胸打たれるんだろうなと思った。

 

子役に演じさせるというよりも、ビリーにしたって感じなのかもしれない。1年半もオーディションして、1,000人の中から選ばれた5人のビリー。タップ、バレエ、アクション、歌、芝居、全部できる子供なんて滅多にいないもん。

 

彼らもまた、リアルに何かを背負いながらも夢を追ってきたのかなーなんて思った。

 

映画「リトルダンサー」のミュージカル版なのだけど、私も子供の頃にこの映画を見た。大人になって改めて見ると、これまでの自分と重なるところが多すぎて、号泣しっぱなしだった。

 

 

100円の恋にも通じるんだけど、やっぱり私の今の環境からは考えられないくらい底辺の人たちが蠢く環境、その空気の重さ、蟻地獄感、救いようのない誰もが向上心も好奇心も失った世界…そういうのってそこにいないとわからないし、忘れてしまう。閉塞した誰一人として目の奥に輝きを持ってる者はいない感じ、みんなオーラがくすんでる感じ。

 

ビリーの時代背景も、戦時中や戦後の日本とかも、そういう抗えないのっぴきならない時代の重圧やら何か得体の知れない力に人々は時に諦め、抗い、負の感情を誰もが常に腹に溜めてきた。

そういったところから一筋の希望の光を見せるのが、ビリーや私のバレエだったり、一子のボクシングだったりする。

 

こう、打ち破るというか。

到底無理だとみんなが諦める力に勝てるんだよね。

 

内側でグツグツ煮えたぎる衝動、渇望、魂…なんかそういうのを表現として表出させる瞬間は、グワーンとこちらも深いところから揺さぶられます。

 

先月から良い舞台や映画を多く見られて幸せ。

 

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