解離性障害とは多重人格のことです

 

改めて書いてみようと思った訳

まずは書いてみることにした理由を。

なぜ書こうと思ったかというと、今は完治しているこの解離性障害だけども、治るまでの経緯と治った理由が今の私の活動にとても密着しているからだ。

それから、大瀧冬佳が少しづつ少しづつ不特定多数の人の目に触れる分母が大きくなっている今、心無い言葉を匿名でぶつけてくる人もいる。ほんの1%程度の人なのだけども、他のちゃんと私を見ていてくれている人のためにも自分の言葉でもう一度話す必要があるかなと思ったから。

私の過去を語る上で、どうしても出てくるワードはダークなものが多くてその印象は今の私を食うほどに強いものだ。なかなか闇を払拭するのは難しいし、なぜか人はそれを克服したもっともっと輝かしい成功やハッピーエンドを期待してくる。私にはそれがよく理解できない。当たり前にご飯が食べられて、当たり前に温かい布団で眠れて、体がどこも痛まず、苦しくもないそんな自分の体があること。家族がいて、愛する人と結婚して、子供に恵まれていること、そして好きなダンスを仕事にして穏やかに暮らしている…それではどうにも納得してくれないらしい。

テレビはそこをもっと欲しがってくるから好きじゃない、万人が求めるものってそういうことなんだな〜と勉強になる。

で、やはりいまだに好奇の目で見られたり、ダンスの評価でなくて人は悲劇が好きだから大瀧冬佳は注目されているだけだ、虐待を受けているから屈折しているとか、そう言われる訳だけども、匿名で。

会いに来てくれるのが一番いいんだけどね。で、そういうただ言いたいだけの人たちって物事をよく知らないことが多い。ちゃんと事実確認をしないし、真実は結構どうでもいいのか、憶測や想像で話を展開させていくよね。だから、詐病に間違われやすい解離性障害についてちゃんと書くことにした。

 

解離性障害の症状

  • 記憶をなくす
  • 自分というアイデンティティを忘れてしまい失踪する
  • 体を動かしたり言葉を話したりできなくなる
  • 自分を自分と認識できず常に俯瞰した状態になってしまう
  • 一人の人間に複数の人格ができてしまう

私はこのうち恐らく幼少期は上の4つが症状として現れていて、17~18歳にかけてあからさまに多重人格になるようになってしまっていたようだ。「ようだ」と書いたのは、自分では自覚が全くないから。記憶や意識のないところで自分は眠っていて自分の体を他の誰かが操縦している感じで、目がさめると私が言った記憶がないことを言ってたじゃん!と人に言われて摩訶不思議だなーと思うことがよくあった。記憶喪失によくなっていて、自分でも脳の病気かなーとは思っていた。強く頭を打ちすぎたり、殴られすぎているからなのかな…みたいな。

知能レベルとしては問題がなかったので、そこまで気にしていなかった。高校生になると、ハッと気がつくと全然知らない場所に自分がいたりして、それは流石に自分やばいんじゃないかとは思っていた。

グッと進行し出しだのは、17歳以降。記憶が曖昧で、まぁバレエをやめてしまったことも大きかった。母は末期ガン。弟は不登校で荒れ放題。次に目が覚めた時にはベッドに拘束されていたので、現実としてはとてもとても飲み込めなかった。そこは精神科の閉鎖病棟だった訳だけども、どうしてここにいるのか、自分が病気だとも、それも精神的な病気になっているとは微塵も思っていなかったので全然理解できなかった。パニック!!

私に何が起きていたのかというと、私ではなく私の中の違う人格の人が自殺未遂を繰り返したみたいで、私の命を守るために私は病院に入れられたようだった。怖いのは本人に全く自覚がない、わからないということ。そんな症状が解離性障害である。

 

解離性障害の原因

原因はストレスや心的外傷が関係していると言われている。災害や事故、虐待経験、長期にわたる監禁や暴行などそうした辛い体験による心的ダメージを避けるために、精神を一時緊急避難措置として停止させるのがこの病気だと考えられているらしい。

心的ストレスにより、他の人に自分を表現できないのがこの病気の原因。

私自身も辛いと感じている環境に対して、辛いとはとても言える状況になかったので、明日を迎えるしかなかった。今日からも明日からも逃げられないので麻痺させるしかなかった。誰かに辛いと言うことをせずにずっとやっていると「大丈夫」しか言えなくなっていたんだよね。で、本当に私は大丈夫だと思っていたし。子供の頃から踊る以外には本当の気持ちを表現できなかった。だからバレエをやめたら、私は私である必要がなくなった。

 

解離性障害の治療方法

治療方法はあってないようなもの。で、入院してからひたすらたくさん薬を飲まされて常にラリってた。まっすぐに歩くのがまず難しくて、文字も縦読みしてどの行を読んだか、一行前の内容をその瞬間に忘れてしまうくらいにラリっていて、治療というよりも意識を戻させないみたいな状態だった。私が他の人格になって大暴れしないようにバカにさせておくような感じ。医学的にどうなのかわからないよ。ちゃんと意味ある治療だったのかもしれないけれども、医者は私を人間扱いしていなかった。

退院はほぼ不可能だったので、治療計画なんてなくて絶望した。普通の入院と明らかに違うんだよね。無期懲役みたいな感じで、そこで暮らす前提のような病棟の環境なので、いわゆる病棟のイメージとはかけ離れていると思う。

催眠治療的なことや、知能テストや、心理テストや、作業療法や、色々やらされた。私の主治医だけ医院長だったので、恐らく非常に珍しい病気だったからある程度実験的な感じに私をみられている気しかしなかった。

で、一番の治療方法は身を安心できる環境におくこと、人と信頼関係を築くことだそうだ。自分を表現しても大丈夫なんだと安心できるようになると人格が統合して快方に向かっていくらしい。

私の場合は、病棟の看護師長さんが私の今までの恨み辛みを全部受けてくれたんだよね。「なんで私だけ」「くそったれ、死に去らせ」って世の中に対しても両親に対しても死ぬほど思っていた。私ばっかり我慢して、なんで私のことは見てくれないんだって、愛してくれないのか、寂しいよって心の奥底に鍵かけて沈めたような真っ黒な感情を全部全部受け止めてくれたんだよね。

あぁ、私にも怒りっていう感情があったんだってこの時初めて知って、毒をびっくりするくらい全部吐き出せたの。心からもきっと血しぶきが飛ぶような感じで、刺さった棘を抜いたんだけども、体もボロボロだった。壁を殴って殴って、地面に頭突きして、喉から血が出るほど叫び続けて、額からも流血して、あそこが世の中から隔離されている場所じゃなかったら私はそんな醜態を一生晒せずに腹のなかで魔物を飼ったままきっと苦しんでいたと思う。

そんな人間離れしちゃった私をその看護師長さんは、抱きしめてはなさず、「それでもあなたは美しい」って言ってくれたんだ。意味がわからなくて、嗚咽した。

でもそんなことを何ヶ月も何ヶ月もやって、閉鎖病棟のなかでまた私は踊り出した。50人くらいの精神的に末期な感じの患者さんたち、もう帰る場所もなくてそこで一生を終えるような人たちなんだけども、その人たちに踊りを見せて、そしてバレエを教えて、言葉は通じないけれども笑いあったりなんかして、一緒に歌ったり踊ったり毎日していた。

それで治ったんだよね。

 

いろんなことを言う人が居ても

私にはそれがただ一つの真実だ。本当は私だってまともな環境に生まれて、普通に大学生を楽しんで、普通に就職活動して、就職したらどうだっただろうとか思う。でも、それはどうやらできそうになくて、こんな妙な人生を歩んできた。それでも、あの看護師長さんに出会えてよかったと思うし、人が抱えきれないほどの真っ黒い感情を持って、そしてそれを全部吐き出す経験ってできてよかったのかなと思う。

だから、なんとなくわかる。人のことを匿名でタコ殴りする人たちの気持ちが。吐き出しきれていないんだよね。多分、未消化の自分を蔑ろにされ愛されなかった不満や寂しさがずっと溜まっているのに、それを気づかぬふりしているんだろうと思う。だから、匿名なんだよね。

私に会いに来る人にたまにこんなことを聞かれる。それだけのことがあって、本当になんでスッキリと許せているんですかって。時々いるよね、なんか過去を克服して今はハッピーに生きてます!とか言っていても、それがちょっと仮面に見える人。私にもそれがあるんじゃないかって確かめに来る人がいる。

あれだけ死ぬつもりで暴れて吐き出して、それ以上の大きな愛に包まれて、自分の表現の仕方を思い出せたら、もう歩けるんだよ。人と信頼関係を築くことってどう言うことかちゃんと教えてもらえたから、今はたくさんの人に愛してもらえるようになったし、私も信じて愛せるようになった。

だからそれだけでいいかなって思うのだ。いろんなことを言う人がいて、で、それを変えることは出来ないし、変えようとも思わない。私はきっとここで踊り続けて表現し続けるってだけだろうと思う。

 

 

 

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