魔物がそこにいる

うちにはテレビがないが、それでも暗いニュースばかりが耳に入ってくる。テレビしかこれといった娯楽がない生活をしていたらどれだけメンタルやられるんだろうか。いやもう、ワイドショーを見ていると感覚が麻痺してくるんだろうか。麻痺させないとやってられないと思うんだ。

日大の話だけど(事件の詳細は知らない)あれの報道のシナリオには「グラウンドに置かれたボールを写し孤独な雰囲気に不安感を煽るように」とか「〇〇を強調させ、恐怖を感じさせるように」なんていう演出がかけられているのが報道。これが事実。真実が報道されてるわけではなくて、私たちは『日本劇場』の観客になって踊らされているってことなんだよね。

真実は自分の目と耳で取材しなければ!と思うのだ。

いろんな痛ましい事件が最近とくだらなすぎる事件が起きすぎではないか。相撲のよくわかんないやつから始まり、日大のやつ、5歳児虐待のニュース、新幹線のニュース、それから公には報道されていないけれども除染した土が全国にばら撒かれると環境省が決定したニュース。

どれもこれも、報道機関側が意図した感情に視聴者をさせるために作った構成や言い回し、みんな作為的な感情を消費しているだけの受け身慣れからの思考停止。だから真実を知ろうという行動を自ら起こせなくなっていっている。

いやいやそんなことはないよって思った人はこちらに問い合わせるという行動をしてみてほしい。

環境省の除染土中間貯蔵施設問い合わせ窓口(0120-027-582)

http://josen.env.go.jp/chukanchozou/inquiry/

謎決定だと思うんだ。私は中卒だし、頭がよろしくないけれども、そんな私でも謎案件である。日本を滅ぼそうとしているのかな。これで、ただただ不安になって「日本やばい!クズだ!」っていっているだけでは何も変わらない。行動に移さなければ、あらゆる危機をある意味で楽しんでいるだけになる。そういう大きな流れに流されてはいけないと思うんだ。

問題を問題と捉えずに、頭の悪い私にも一体これはどういうことなのか説明を受ける権利がある。だって税金払ってるしね。問題ではなく現象と捉えて真摯に向き合うことをしていきたい。で、そういう気持ちになるひとを一人また一人と増えていったらもっといいのではないかと思う。

虐待の件に関しても、児童養護施設に保護したらいいっていうじゃない?あれ、保護した後も色々本当に大変なんだ。私は自分の子供以上に弟の施設関係のことが大変だった。なんでこんな仕組みなのだろうかと…中途半端感、付け焼き刃感半端ない。だから、結局本当の自立に向かうまで本当に大変なんだよね。

保護さえすりゃいいってもんではなくて、なんかそのさきもその子の人生は続いていく。一時的な「かわいそう」という気持ちでは何も解決できない。だから、すごくすごく10年もの間このことについて考えてみても答えは出ない。なぜかというと、これって個人やNPO法人レベルの問題じゃなくて、国家レベルで取り組む問題なのだ。

もっと政治家に近いところで面と向かって意見ができるところにいきたいな。今は大きな魔物のような塊に向かっていく感覚になる。自分が非力すぎて、二進も三進もいかない。でもきっと小さな声を上げていかないとどんどんと魔物は水を得た魚のようにやりたい放題なのだろうなと思う。それは人というよりも巨大権力のような物だろうか。

所詮、当事者意識を持てないことなぞ関心すらない。自分ごとじゃなければ、どうだっていいんだろうなぁ。報道関係者も、政治家も、一般人も一体全体何を見ているんだ。なんのために生きているんだ。お金に蝕まれすぎだ。もっといい仕事に生きてほしい。魂にそった生き方をしてほしい。と、なんか梅雨のこの天気も合間って、ここ最近はフラストレーションが溜まりすぎる。

でも、これは作品中の住人「ガス」の心情である。ワイドショーをみて「痛ましい事件ね><」とか「日本終わってるわね」と言っているだけなのが「ナナシ」である。そんな風に作品にして訴えていくのが我々芸術家の役目だ。芸術は昔から社会の風刺だ。私は魔には技術・魔術・芸術が効果的なんだと思っている。だからそれに沿った仕事、もしくはそれらを行なっている人間の育成、支援に関わる仕事が人間らしいなと思う。

2018年7月7・8日 大瀧冬佳ソロ公演予告