沈黙の先にある祈り「Mao」

 

 

 

私は踊るとき

目の前に

目には見えないものがたくさん見えている

それは線だったり

色だったり光だったり

 

線は太さや進む速度を変えて

私に問いかけてくる

それに答えるように身体を操る

 

対話の時間

 

その日入っているお客によっても

線は変わる、色も変わる、質感も変わる

 

それと完璧な対話をするために

私は稽古をするのかもしれない

答えられるのは快感だ

 

その力が研ぎ澄まされて増してくると

人の心の機微にも敏感になる

 

野生動物のように私はなり

鼻をきかせて

耳をそばだてて

足裏の感覚、肌に触れる少しの風

神経を研ぎ澄ませて

何か小さなきっかけを感じ取ろうとする

 

 

すると、それに伴い私は沈黙していく

静かに、ただ静かに

湖畔の水面に水滴が滴る瞬間を

波紋が広がるその光景を

ジッと観察するかのように

 

公演は5月とまだ2ヶ月先ではあるが

私はその日その瞬間の絵がすでに見えている

いや、このUzmeを立ち上げる前から

その日を知っていた

 

 

自分の感性が

日常から非日常にシフトしていく

この感覚がたまらなく好きだ

 

日常に引き戻される事象が

たくさん私に覆いかぶさってくるけれども

事象をすり抜けるように

ただただ静かに私は自分の精神に潜り込み

その日に向けて深化させていく

 

作品の全貌を出演者に伝えると

みな熱を帯び

私と同じ方向同じ速度で進み出すのが嬉しい

 

 

「どうか観客の皆様に伝わりますように」

という願いと祈りはそろそろ終わりがきて

次の段階にシフトしてきた

もう手は尽くしたから

 

あとは私、それからUzmeは深め練っていくだけだ

両極端だから

その人生のコントラストは鮮明で輝く

 

かしこみかしこみもまをす

Uzmeからの祈りは届くことを知っている

 

不安や恐怖から脱するのだ

そして感性を開き人生を楽しむ

鮮やかな色気のある作品がもうじき生まれる

https://www.facebook.com/events/1903388029889713/?ti=icl

 

 

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